【冬の養生法】
足湯のおすすめ~
冬は『閉蔵(へいぞう)』といって、血流の流れは悪くなり、筋肉は硬くなります。
足湯は足元からゆっくりと血流を循環させることができます。
時間的には10分程度で大丈夫です。
足湯のタイミングは就寝2時間前がベストです。
足湯後二時間後くらい経過すると循環した血流が落ち着いてきますので心地よいリラックスタイムに入れます。
女性の方は特にホルモン分泌の乱れを感じる生理前後は有効です。

 

季節のワンポイント

≪夏の養生法≫
東洋医学の夏の健康法についてのご紹介です。

 「陰陽バランス」を用いて夏の熱さを乗り越える方法です。

夏は「火」の季節で「火」が旺盛なため、対極にある「水」とのバランスが大切です。

夏野菜で「火」と「水」を均衡(きんこう)させる養生法です!

 

*まずは、水の代表である「腎」を補う事が大切です。

具合的には、カラダを冷やさないこと。

夏場は室内や車中は、クーラーで冷やしていますので、首もと、手首、足首は冷えないように気をつけてください。
夏場でもバスタブに使って血流を良くして下さい。

リラックスした状態でストレッチなども有効です。

 

*水気の多い野菜や果物を食べて、熱の源である「火」のパワーを鎮火します。

暑いと汗をかき、水分だけでなく体のミネラル分も失われますので野菜や果物で水分を補うとベストです。

具体的にはキュウリ、茄子、ゴーヤ、トマト、レタス、スイカ、メロン、グ レープフルーツなどの柑橘類がおすすめです。

グリーンスムージーは、夏にはよい 健康法です。 

8月8日(2023年)の立秋を迎えるまでの「夏期間限定スムージー」を意識して下さい。

⭐︎8月8日は盛夏のイメージで、実際に暑いですね。

ですが、暦の上では「立秋」です。

 

*冷え性といえば冬のイメージですが、夏にも冷え性の方が多いです。

夏の養生法(健康法)を行なっていれば、夏に冷えることがなくなります。

夏に冷えがなくなると、冬に冷えが原因の病からも解放されます。つまり、夏に陽のパワーを最大限に育てれば、一年を元気に過ごすことができるのです。

 

逆に、夏なのに体調が思わしくないという方は、よほど体が弱っているということに証です。

陽の季節なのに不調がある場合、食事(3食)の摂取量に気を付けていただければと思います。

「5(朝):3(昼):2(夕)」のバランスで召し上がっていただき、朝ご飯を昼、夕よりも少し多めに食べるようにしてください。気のエネルギーになる「食事」を朝から体に入れて、パワーを取り戻しましょう!

 

三年番茶」は陰性のお茶を中庸(バランスがとれた)にしたお茶でカフェインレスのため子どもさんや妊婦さんもお飲みいただけ、温め効果があるので冷え性の方にも良いお茶です。

詳細は「心と体のサプリメント💊」→「コレクション」→「心と体に優しい癒しのteaシリーズ」でご覧いただければ幸いです。

季節のワンポイント 

《梅雨の健康法》
梅雨の時期になると、何となくカラダがだるい、肩がこるといった「梅雨だる」を訴える方が多く見受けられます。
「梅雨だる」から「夏バテ」に繋がってしまわないように気を付けていきましょう。

*原因*
①低気圧が続く

梅雨のこの時期、大気は低気圧配置になります。大気が低気圧になると、身体は副交感神経が優位に働くようになります。
副交感神経は、緊張をほぐして身体を休ませる神経ですので、身体がお休みモードになって、「だるい」「やる気が出ない」と感じてしまいます。

低気圧が続くと「ヒスタミン」という炎症物質(発痛物質)の分泌が多くなるため、肩こり、偏頭痛などがひどくなる場合があります。


②気温の寒暖差
 寒暖差で自立神経の機能が乱れ、体調不良の原因になると言われています。

寒暖差によって疲労が溜まると、寒暖差疲労といわれ、体は冷えやすく、「肩こり」「めまい」「頭痛」「食欲不振」「不眠」「便秘、下痢」「イライラ」「むくみ」といった体調不良を連鎖的に引き起こすリスクも高くなります。 


③湿邪(しつじゃ)

「湿邪」とは、体内の余分な水分が引き金となって消化器系に影響をおよぼし、だるさや食欲不振、消化不良、下痢や便秘を引き起こす病気のこと。湿度が高く、身体の代謝も落ちがちなこの時期にかかりやすくなります。 


*対策*
①梅雨の時期こそリズム良く!自律神経のバランスを整える
生体リズムを整える様な生活習慣を心がけましょう。 
・朝起きたらカーテンを開けて光りを浴び、体内時計をリセット

・雨や曇りでもカーテンを明け、部屋を明るくしましょう

・日中は意識して活動的に

・雨が続くと運動不足になるので、ご自宅でストレッチなどの軽めの運動を行う

・就寝前にぬるめのお湯にゆっくりつかり心身ともにリラックス

・良質な睡眠を心掛ける


②冷えに注意!こまめな体温調節を 
冷房で寒さを感じることがあると思います。薄手のカーディガンやストールを常に携帯し、冷えを感じたらすぐに羽織るようにしましょう。
暑いとき、湿度が高いと汗が蒸発しにくく、熱が体内にこもった状態になります。自宅でエアコンをつける時は、ドライ機能を使うと良いでしょう。 

③加熱を中心に!栄養バランスの良い食事 
体内の湿を増やし、「湿邪」につながってしまうので冷たいものや生ものの摂りすぎに注意し、食品が傷みやすい時期でもありますので、できるだけ火を通して温めて食べることをおすすめします。 

④旬の食材を召し上がる意識も大切です。

【旬の野菜】

アスパラガス、インゲン、枝豆、オクラ、キャベツ、キュウリ、トマト、ピーマン、レタスなど

 

【旬の果物】

ビワ、マンゴー、キウイ、チェリー、夏みかん、メロンなど

 


季節のワンポイント 

《春の養生法》

春の陽のエネルギーが盛んになるにつれ、良くも悪くも目覚めの季節になり 

ます。私たちの身体も心と体が不安定な状態になりやすい季節でもあります。 

春の養生法の一つ目は、従来以上に意識して朝陽を浴びるという事です。 

朝陽を浴びることで「セロトニン」が生成され、精神の安定や安心感の醸成に 大きな効果を発揮します。 

セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれているように、心身を安定させ、脳を活発に働かせ、前向きな気持ちを醸成する神経伝達物質の一つです。 

また夕陽の時間帯になると「セロトニン」は「メラトニン」に変わります。 

メラトニンは眠りを誘う「睡眠ホルモン」の一種なので、積極的に朝陽を浴びる事で良質な睡眠を確保できる様になります。 

 二つ目は、食べ物での養生法です。 

東洋医学では、春は「肝蔵の肝」に影響が出やすく、眼精疲労や筋肉のこわばり などが出やすいと言われています。 

また肝のエネルギーは「怒」の感情を支配すると考えられていますので、肝気が のぼりすぎる事によって、怒りやすくなったり、怒りが溜まりやすくなったり することに注意が必要です。 

改善する養生法は、春が旬の食べ物(たけのこ、セロリ、菜の花、アスパラガス)を積極的に召し上がる事をお勧め致します。 

春の旬の食べ物には肝の働きを改善させ、滞りやすい血の巡りを循環させる力 のあるものが多いのが特徴です。 

あとは、肝の働きを整えるには「酸味」も有効なので、お酢や柑橘系の果物、 梅干しなどを一緒に召し上がっていただければと思います。 

 

日照時間の短い冬に比べると、春はさまざまなチャレンジを行うのに適した季節です。心身ともに伸びやかに過ごせる春の養生法をご参考にしていただければ幸いです。